約束のネバーランド

約束のネバーランドは2016年より週刊少年ジャンプで連載されている白井カウイ原作、出水ぽすか作画の漫画です。
昔は漫画大好き人間でしたが、ここ数年読んでませんでした。この作品は主人が買ってきたのですが、初めはいい歳して漫画なんてやめなよ、と言っていた私がどっぷりハマり、一気に読み漁りました。

主人公エマはグレスフィールドハウスという孤児院で暮らす11歳の女の子。同い年のノーマン、レイの他、たくさんの子どもたちと共に楽しく暮らしています。
施設にはママと呼ばれるお世話係が1人おり、子どもたちはママの愛情をたっぷり受けて幸せな日々を過ごしています。
子どもたちの将来のため、施設では学校に変わる教育もあり、毎日テストが行われ、エマ、ノーマン、レイは優秀な成績をおさめています。
おいしいご飯、清潔な服、大好きな家族、大好きなママ。勉強は大変だが、エマはとても幸せでした。

12歳までに里親を手配され定期的に子どもたちは孤児院から巣立っていきます。

その先には幸せな生活が待っている。
そのはずでした。

エマはある夜をきっかけに10年間信じて疑わなかったこの日常に、とんでもなく恐ろしい事実が隠されていたことを知ることになります。
安心している場所、信じていたものが一気に崩れていきます。

そびえ立つ高い壁、首筋に刻まれた認証番号、生まれてから見たことのない外の世界、そこにいる恐ろしい敵、孤児院の本当の役割。

真実を知った子どもたちはこの施設を抜け出す決意をします。仲間との友情、勇気、知恵、戦略、張り巡らされた伏線、疾走感溢れるストーリー、気がつけばどんどん物語に引き込まれていました。大人たちからの脅威に立ち向かう子どもたちの姿は必見です。
エマとノーマン、レイの3人の熱い友情も見ものです。